ブログ・お知らせ
こんにちは。
国光スプリング工業の加藤と申します。
春は外で過ごすことが心地良くなる季節ですが、4月はお花見のシーズンですね。
弊社のある小牧市では、小牧山の桜が有名です。
しかし、私は花粉症がひどく、つらい日々を過ごしております。
さて、今回のブログは「押しばねの直角度」について紹介します。
ばねの直角度
直角度とは、円筒ばねを置いた時の、座り具合を角度で表したものです。
※直角度 JIS1級 1.15°以下 2級2.9°以下
研削前 研削後
ばねの両端面を平面に研削する事で、写真のような座りの良いばねが出来上がります。
直角度の良い製品の利点
① ばねの座りが良くなる
② 偏心が起こりにくい為、荷重が安定する
③ 座屈が少ないので、省スペースで組付けができる
ばねの直角度は、動作性や荷重の安定に大きく影響するため、とても重要なのです!
研削作業
押しばねの研削は『ばね研削機』と呼ばれる機械と『研磨円盤』という専用の冶具で行います。
直角度の良いばねを製作するには、研磨円盤(ばねを加工するための冶具)の選定が最も重要になります。
弊社では高精度な切削加工を行うため、製品に合った研磨円盤を社内で設計・製作して品質向上に努めています。
国光スプリング工業では、長年のノウハウを活かし、線種・線径・図面公差に応じて最適な加工を行っております。
押しばねの直角度でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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