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2022.11.18 ブログ
極小ばね「管理方法」について
極小ばね「管理方法」について

皆さんこんにちは。
製造2課の依田です。

弊社では線ばねの主な対応範囲として、線径0.06~4.0まで製作しております。
今回はその中で、線径の細いばねについて紹介させて頂きます。

ちなみに線径0.1以下のばねの大きさはご想像つきますでしょうか。
普段の生活では目にしないので、あまり馴染みがないかと思います。

線径0.1以下のばねと1円玉の比較

私は初めて見た時、「小さい!! 無くしてしまいそう!」と思いました。

そんな小さすぎるばねの管理方法を、一部ご紹介させて頂きます。
通常ばねは重さで個数を計ります。
小さなばねは1個の重さが非常に軽いため、エアコンのそよ風でも計量器が不安定となり
数量に誤差が生じます。

正確な計量をするために計量器を風防で囲むことで、
風が当たらないように工夫しています。

計量器 (風防有り)

また、このような小さなばねになりますと静電気も大敵です。
特に乾燥した時期は、静電気を帯びた箱やビニール袋にくっついたりと大変です。

そのため残留品の混入が無いよう計量場は、整理整頓を心がけています。
担当者曰く、小さなばねを扱う作業は細心の注意を払うため、
思わず息を止めて作業することもあるそうです。

計量場の作業机

一部分ではありますが、ばねの管理方法を紹介させて頂きました。
最初に線径0.06~4.0までと言いましたが過去には線径0.03のばねを製作した実績があります。

ばね製造のプロが親身になって対応させていただきます。
是非、お困りの際はお気軽にお問合せ下さい。

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お待ちしています。

国光スプリング工業は、ばねの製造・販売会社として設立以来、特に「精密小物ばね」や「極小ばね」についてお客様から高い評価を獲得してきました。モノづくりが進化するなかで、ばねに対するニーズは年々複雑化・高度化し、品質・コスト・納期など一段とハードルが高くなってきています。様々な課題やご要望にお応えするため、国光スプリング工業では、設計、生産、検査、納品までのすべてを自社で完結できる体制(自社一貫体制)を構築し、改革・改善を進めてきました。その結果、現在は難度の高い製品や2 次加工、3 次加工を伴う「ひとひねり必要なばね製品」にも迅速に対応できるようになり、それらは現在私たちの得意分野となっています。

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